予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体から作製したワクチンを接種することによって、特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても軽症で済むようにします。
当院ではインフルエンザのワクチン接種を行っております。
■ インフルエンザ
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる疾患です。
38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が突然現れます。
併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
お子様では稀に急性脳症を、ご高齢者や免疫力の低下している方では肺炎をともなうなど、重症になることがあります。
そんなインフルエンザを予防する有効な方法の一つに、流行前のワクチン接種があります。
インフルエンザウイルスは毎年違う種類が流行するため、予防接種も毎年行う必要があります。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~3月頃に流行することを考えると、毎年10月下旬~12月に接種するのが良いでしょう。
■ 令和3年のインフルエンザ予防接種に関して
今季のインフルエンザ予防接種の受付は終了しました。
接種に関する注意
- インフルエンザワクチンを生まれて初めて接種されるお子様、卵アレルギー・鶏肉アレルギーのあるお子様はかかりつけ小児科での接種をお願いしております。
- 妊娠中の方は、妊娠中期以降で接種可能ですが、まずはかかりつけの産婦人科の主治医にご相談ください。
- 接種当日、体調が悪い場合や熱が下がってすぐの場合は接種をお控えください。